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知ってましたか?おきなわ豆知識ライブラリー
【ぜんざい編】

  • 千日のぜんざい
  • 富士屋のぜんざい

沖縄はアイスクリームの消費量が全国最下位

沖縄の強烈な直射日光を浴びたり、海で泳いだりしたあとは、甘くて冷たい食べ物が欲しくなりますね。そんな食べ物はなにか、と考えるとふつう真っ先に頭に浮かぶのはアイスクリームではないでしょうか。
しかも沖縄ではブルーシールという、ひとつのアイスクリーム文化ともいえるブランドが存在感を放っています。本土の方などは、南国沖縄の人はさぞやアイスをたくさん食べることだろうと考えるかもしれませんが、実はそうでもありません。
メーカーや業界団体などの調査によると、沖縄県民ひとりあたりのアイスクリーム消費量は全国47都道府県の中でも最下位だそうです。ちなみに一位は北陸の石川県。これは冬でもアイスを食べる習慣があるからだそうです。
ではなぜ、沖縄の人はアイスをあまり食べないのか。その大きな理由のひとつが「ぜんざい」を食べるから、といわれています。

その甘さと冷たさがもたらす幸福感

ぜんざいとは、日本の常識では小豆などの豆を甘く煮て、しばしばもちや白玉団子などと一緒に食べる温かい食べ物のこと。

千日のぜんざい

とんがり帽のように氷がたっぷりのり、これを少しずつ崩しながら食します

しかし、沖縄でぜんざいといえばふつうは冷たいスイーツです。豆は金時豆を使い、黒糖で煮たりして、押し麦と呼ばれる平たい大麦や白玉を入れることもあります。そして最大の特徴は、この上にかき氷をのせることです。そして食べるときはスプーンでふわふわの氷を崩しながら汁や豆などといっしょに口に運びます。
舌にのせたとたん、えもいわれぬ甘みとひんやり感が口の中いっぱいに広がり、それが体全体に染みていく感覚に包まれるでしょう。暑さで体がほてっていたり、汗をかいて喉がカラカラだったりすると、その味わいはひとしお。それは「おいしい」というよりも「幸せ」といった方が適しています。
この沖縄ぜんざい、昔ながらの食堂などでも食べられますが、一方で進化もしています。たとえば上にのせるかき氷を豆の煮汁で作っている店があります。そのため、溶けても汁が薄まらないし、氷自体もおいしくいただけます。

富士屋のぜんざい

また、テイクアウトもあり、食べる時間たとえば「15分後」「30分後」「1時間後」などと指定すると、その時間に氷がほどよく溶けるようになっています。そのため、ちょっとしたお土産にも使えますし、さらには宅配まであります。おいしいぜんざいが家や職場などで食べられるようになったことは、ある意味画期的で、沖縄県民にとって非常にありがたく、喜ばしいことなのです。

伝統を守りつつ進化しながら、ぜんざいは沖縄県民の「ソウルスイーツ」としてこれからも長く愛されていくことでしょう。

投稿:2018年8月3日

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